マイセン


約300年前、ヨーロッパで初めて硬質磁器を生みだしたドイツの名窯「マイセン」。
陶磁器に果てしない情熱を傾けた人々を抜きにして語ることはできません。

17世紀、ヨーロッパでは中国の磁器や日本の伊万里などが盛んにもてはやされていました。
純白で薄く、硬く艶やかな硬質磁器はヨーロッパでは未だに造りだす事の出来ないものであり、

列国の王侯貴族、事業家たちはやっきになって製法を見つけようとしていました。
なかでもドイツのザクセン選帝候アウグスト2世(アウグスト強王)は東洋磁器屈指の蒐集家であり、
アウグスト王は自国でも磁器を作りたいと切望し、錬金術師ヨハン・F・ベドガーに命じて野望を託した。

彼は磁器の焼成に1708年、ヨーロッパ初、ドレスデンの土を用いて成功した。
窯場は初めはドレスデン城にあったが、秘密保持と技術漏洩防止の目的から、近くのマイセン城へと移された。

一つ欲しかったけど、少々難ありの商品でも高価なのと飛行機で壊れたらと思ったら、手が出なかった。

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