ファミリーヒストリー

谷江 長・・我が谷江家の祖父で、日本で初の毛織物工業を起こした起業家

谷江長

谷江長

榎並 充造・・・多数の起業を起こし神戸財界に貢献した事業家、

yuko
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母親系の父親で、バントーベルト等、神戸商工会議所会頭、神戸女子薬学専門学校理事長などを務めた人物です、
工業の発展に貢献により、昭和4年5月15日紺綬褒章、昭和19年1月19日緑綬褒章を賜っています。
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榎並充造立志伝

榎並充造

榎並充造

岡倉 天心・・・明治初期の近代日本美術に貢献した教育家で思想家

 

yuko
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我が祖父谷江長の叔父にあたる人で親族です。
英文の著書『The Book of Tea(茶の本)』や『The Ideals of the East(東洋の理想)』、『The Awakening of Japan(日本の覚醒)』を書き記し、教育家で思想家であり、世界を見据え、日本人としての気概を持って生きた明治の知識人。
橋本雅邦、横山大観、菱田春草、下村観山等を指導し育成し、明治期の日本美術に大きく貢献した人物です。

横浜生まれで、開成学校(現在の東大)卒で、文部官僚になり、フェノロサの影響で、明治期当時、廃仏毀釈のあった神社仏閣を美術調査し保存にあたり、27歳で日本美術学校(現在の芸大)の校長になり、晩年はボストン美術館の東洋部長に就任し、英語が得意で、英文での著書もあり、外国での暮らしが多く、日本よりも主に外国での評価や知名度が高い方です。

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天心茨木美術館 

「アジアはひとつなり「Asia is one」」石碑

戦前は天心の思いに反して、軍国主義に利用された、

美術家の養成といった多岐に渡る啓蒙活動をしました。茨城県北茨城市大津町の五浦海岸に日本美術院を移し、近代日本画史に残る名作を出した、横山大観、下村観山、菱田春草、木村武山 、平櫛田中他多数を指導し搬出しました。

六角堂

五浦海岸の六角堂

六角堂は2011年(平成23年)3月11日に発生した東北大震災の津波で流され、土台だけになったけど、有志の方の寄付で2012年4月17日に再建されたそうですが、
この写真は再建される前に私が撮った写真です。
太平洋を望む、すごく風光明媚な所で天心が愛したのが良く解ります。
この六角堂で瞑想したり、書き物をしたりしていたそうです。

 

 

平櫛田中-天心像

平櫛田中-天心像

 

平櫛田中による天心像もあります。
天心は釣りを好んだので、天心独特の釣り姿の像を彫っています。
芸大の入り口にある天心像も平櫛田中の作品です。

 

 

 

 

[天心『茶の本』花の章の一説]
春の夜明け、ぼんやりとした 明るみの中、
小鳥達が梢の先で、不思議なリズムを、交わし合うとき、
それは仲間に花のことを 語っているのだとは思いませんか。
人も恋をすると、花に心をひかれます。
何も言わない、ただただ甘い香りの花ならば、乙女心もとかすのでは。
原始時代の男は、好きな女性にはじめて 花輪を捧げたとき、
それによって獣(けもの)のこころから 脱け出しました。
野性をおさえて、人間らしくなりました。
そして無用と思っていたものにも、微妙な使い途があることを知り、
人は芸術の世界に足を 踏み入れたのです。
          岡倉天心、茶の本、花の章より

天心辞世の句

我逝かば 花な手向けそ 浜千鳥
呼びかふ声を 印にて
落葉に 深く埋めてよ
十二万年明月の夜
弔ひ来ん人を 松の影

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